Risk

竹中さんの本で、シュンペーターの銀行家のコンセプトを知りました。戦略家であり、最後のリスクテーカーであること。何だ、100年前から分かっていたのかと、目からうろこが落ちる感じでした。これだけ、金融緩和をしても、お金は事業投資に向かいません。少なくとも、私には向いていないように見えます。大きなお金ほど、投資に向かい、リスクを取るものだと思うのに、現実は、大きなお金ほど、損をしないように、法律すら変えていく方向に走っている気がします。ヘッジファンドがリスクを取っていない、とも。そこで、シュンペーターの言うとおりならば、資本主義は崩壊するはずですが、そこは、人間は別の道を見つける気がします。ただ、そのためにも、銀行家は妥当なリスクにチャレンジして欲しいものです。