Jeffrey D. Sachs

関東地方は、穏やかな2011年の幕開けでした。今朝は、きれいな朝日が部屋に差し込んできて、良い年を予感しました。ただ、ニュースを見ていると、同じ日本でも、寒波の影響を受けて、大変な年越しになったところも多かった様です。アメリカではトルネード騒ぎ、エジプトでは教会での自爆テロ騒ぎ。世界でも、いろいろなことが起きていますが、ぜひみんなで幸せになれればと思います。
そんなことを空想していたら、NY Timesの記事にIn Search of Equilibriumというのがありました。日本語訳”5つの「不均衡」を是正すれば2011年に幸福の時代が始まる”が、クーリエ・ジャポン 2011年2月号に掲載されています。この記事を読むまでサックスさんを知らなかったのですが、経済学者として、貧困の現場を見た上で、世界のあるべき姿を描いていらっしゃる様で、大変興味を持ちました。少し勉強したいと思います。というのも、今、BRICsとか、新興国の成長という話をしていますが、ICTはこれらの発展を今まで我々が見たことが無い位、加速させると思います。でも、それはキャッチアップの成長だけです。国境、政治環境や経済圏のしがらみが無ければ、すぐに行き止まりに到達するのではないでしょうか。そこへ、きちんと軟着陸させることと、その後の世界に、そろそろ備えても良いのかなと考えるのです。
Common Wealth: Economics for a Crowded Planet The End of Poverty: Economic Possibilities for Our Time