Android (2)

GW連休も後2日。残念ながら、関東から離れなかったので、他地域がどの程度お天気に恵まれたのか知らないのですが、関東地方は、事前の週間予報からは、かけ離れた”どんより”の日々が続いています。事前には、もっと、さわやかな気分でお洗濯をいろいろやろうと思っていたのですが、結局は、ベッドに引きこもりがちな連休となってしまいました。マンションのベランダから見える鯉のぼり達も、何となくやる気が出てない感じがします。でも、今年から法定での4連休で、明日もう一日チャンスがあります。何事もお上に頼る日本らしい状況ではありますが、いつのまにか画期的な祝日制度になりました。同じ”いつのまにか”でも、後期xx制度と違い、何ら問題ありません。今回の5/6の休日は、5/4の振替えだと理解していますが、今年以降は5/3だって振替えられる様になるのでしょうから、かなりの確率で4連休になる訳です。週休2日が標準の私の場合には、4連休にならないのは、5/3が火曜日の時だけです。諸外国の方々には、到底理解できない制度でしょう。

さて、Androidです。依然Googleの意図は知る由も無いのですが、Androidがもたらすモノということには、折に触れ妄想が膨らみます。今の日本のケータイサービスは、ようやくi-modeの呪縛が解け、キャリアからみての公式サイトと非公式サイトが入り乱れてサービスを提供している状態だと思います。残念ながら、米、欧、中の状況は知らないのですが、この前後、線の上に乗ってはいると思います。ただ、この様なロングテール実現可能な状況なのは、インターネットサービスというか、Webサービスだけの話で、それ以外の電話サービスや非接触IDによる課金サービス(というのでしょうか?おさいふケータイみたいなサービス)については、キャリアの管理下のままです。でも、Androidが実用化されれば、この辺りも様子が変わってくるのではないかと、考えているのですが、どうなのでしょう。キャリアが信号システムをユーザに公開するとは思いませんが、例えば、ハンドセットの中でダイヤル情報をメッセージ監視できたり、そこに何かドライバを挟むことができるのなら、キャリアとは別の信号システムを提供するサードベンダーが成り立つのではないでしょうか?新しい短縮番号、特殊番号や、特殊な転送、システム間の呼の転送などを、キャリアのサービスを補間する形で提供するのです。これができれば、現在も大したサービスを提供していない割に高い値段を設定できているキャリアに対して、機能より回線の品質の向上に専念させることになり、機能は多くのユーザがロングテール的に開発、淘汰という状況に入っていくのでないかと、思うのです。この様な環境になれば、キャリアも回線サービスと、その上の付加サービスとを実施主体を分離することが求められるかもしれません。
その時にGoogleは何をするのでしょうか。まず、ユーザの動向・嗜好は、Androidの実用化ですぐに収集が始まるでしょう。全体の傾向だけでなく、個人の嗜好と広告とのマッチング精度向上に使われるはずです。さらに、Googleが何かのサービス、例えば多彩な電話機能を提供する補間的信号システムを提供して、個人の発信・着信履歴の整理等を行ってくれる様になるのでしょうか?発信履歴の整理などは、広告精度向上につながりそうな気もしますし、だめな気もします。それ以前に、一時期インターネット電話で見られた様な、広告付き安い電話サービス等もあり得るのかも知れません。ちょっと、まだ妄想の膨らみ方が小さいですが、この秋ぐらいにはAndroid ハンドセットが出てくるのでしょうから、その上で何ができるのか、ぜひ注目したいと思います。