Mobile PC

本田雅一の「週刊モバイル通信」によると、WinHECでこんな話があったそうです。

 別途IDCが出典元の資料では、今後ノートPCは小型機の需要が増加し、2004年は7%程度だった10〜12.1型クラスのウルトラポータブル(日本で言うサブノートPC)が2008年までに31%にまで増加するという。また5〜8型の液晶パネルを搭載する900g以下のウルトラモバイル(日本でのミニノートPC)も2008年には3%にまで増加する予測だ。

世界で、という話だと思うのですが、今は7%程度のものが、これから毎年145%の伸びを示して、4年後にはノートPCの3台に1台がサブノートになるとは少し思い切った予想の様に感じます。背景が知りたいところです。中国市場の伸びと関係があるのでしょうか。あるいは、今や会社では、PCが一人に一台、外出・出張の多い勤務者/職場にはノートPCが一人に一台となりつつあるのですから、家庭利用でも、一家に一台から一人に一台になっていくでしょう。その時、学生など外出の多い世代はサブノートを選ぶということでしょうか。
同じ記事に、Auxiliary Displayの話もありました。筆者の言うように、ハンドセットの液晶でノートPCにアクセスする方が余程使い易く、特に日本では自然だと思います。となると、鞄の中で動くノートPCが必要になります。それをきっかけに、ノートPCというかモバイルPCとして、UIも変革の時代に入っていくかも知れません。例えば、UIが本体から離れて、デスクトップのボータブル版みたいなイメージへの進化もありうるのではないでしょうか。そうするとサブノートとか、15"とかの画面サイズはUIだけの規定となり、本体はまた別の基準で、例えば鞄の中で邪魔にならないとか、そんな前提でデザインが行われるかも知れません。また、本体は共通で、UIだけ大きさのバラエティが揃うというモジュール化が実現すると、価格も、今よりさらに安くなってくるかもしれません。