Cisco acquires SA

こんなに間が空いたとは思っていませんでしたが、11月初めてのブログになっています。忙しかったということでしょう。その間、いつの間にか"日記を書く"のツールバーも変わっています。どうやって見出しを入力するのでしょう。
さて、GoogleWeb2.0にすっかり心を奪われていますが、久しぶりにCiscoの記事を見かけ、気になりました。Cisco、CATV技術提供企業のScientific-Atlantaを買収 - ITmedia NEWS、では、"SA"と見て、そのフルネームがすぐには思い出せませんでしたが、Cable用 Settop Boxの老舗ですね。VoDなるキーワードが踊っていたころの代表選手でしょう。今や、インターネットTVとか、ビデオPodcastingとかになりつつありますが。

For a long time Cisco has been talking about network convergence, the idea that data, voice and video traffic will one day travel over a single network. The vision has already come to fruition within the carrier's network. Most cable operators and phone companies carry their internal traffic over an Internet protocol, or IP, network that uses Cisco routing and switching equipment.

Now the trend is finally making its way into the home, as cable companies and phone companies start offering customers a triple play of services that includes high-speed Internet access, telephony and, finally, video--all over an IP network.

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これで、電話会社もケーブル会社もCiscoの手の内です。オープンと言われた(実際にプロトコルはオープンですが)IP Network機器で、圧倒的に強い位置を確立したCiscoは、まだまだ健在なのですね。成長率こそ、全盛の頃の様ではないのでしょうが、今だに巨人でしょう。
さて、ここにある3点セット、データ、電話、そしてビデオ。この中でビデオは、実は通信という見地からいうと難しくないと思います。ライブである必要がないでしょうから、帯域の整備がある程度進めば、電話より簡単でしょう。でも、SAが持っているに違いないPPVやコンテンツの権利管理の技術などが重要なのでしょう。どの位サービスオペレータ間で標準化されているのか分かりませんし、いろいろノウハウがあることが想像されます。この技術は、買わざるを得ないですね。というか、こういう技術が買えるのは、アメリカならではと思いました。日本なら、サービスオペレータと地道に付き合ってノウハウを習っていくのが通常でしょう。時間と人がかかるのです。
それにしても、このCiscoの3点セット計画が新しい段階に入りはじめたことは、何を意味するのでしょう。これで何が面白くなるのか、考えてみましょう。