D-Cubic

週末ブロガと思っていたら、半月経っています。ある意味、思考停止していたわけです。その間の話題といえば、やはりD-Cubicだと思います。実は、あまり読んでいませんでした。ブックマークをみても分かるように、最近、

を読んだぐらいでしょうか。で、個人的には、楽しみにはしますが、そんなに盛り上がっていません。
上の記事のどこかで、D-Cubicのポイントとして、屋外AP vs お店APの点が挙げられていたように思いますが、あまり本質とは思いません。携帯電話に対抗して、廉価なシステムとして柱上システムであるPHSが敷設されました。が、面をサポートするという面では、いわゆる携帯電話システムの経済性の方が証明されたように思います。柱上無線局の管理を嫌って、公衆Wi-Fiは草の根的なお店APで始めた訳で、当然一等地と思われる場所から敷設されている訳です。それがビジネスにならないのが、面のサポートが無いからと柱上システムに戻るところの理由が、私にはまだ理解できていません。Wi-Fi Skypeで既存携帯電話に対抗するのだという話だけですと、山手線だけでは狭すぎるでしょうから、3-5年がかりになり、Livedoorの仕事のスピードとずれる気がします。あるいは、それぐらい腰を据えて戦略を練っているのか、その覚悟を知りたいところです。
今の公衆Wi-Fiのビジネス的問題は、Notebook PCを外に持ち出している人がいないことにあるのではないかと疑っています。どこかにそれを覆すデータがないかと探すのですが、まだ見つけたことがありません。McDonaldに行ったら、Wi-Fiを使うように心がけていますが、利用者はもう一人いるかどうか。喫茶店系の方にはまだ行ったことがないので、そちらの状況は見たことありませんが、駅でも利用者は見かけたことがありませんから、一般に外でNotebook PCを開く人が少ないと思います。
結局、屋外のインターネットは携帯電話になっているのではないでしょうか?
せっかく、Panasonicなどが持ち運び易いNotebook PCを作っても、利用場所は点に限られていて、その間の線上で使われるためにはまだ何かが足りないのでしょう。だから、ということで、2.5G/3G 携帯データ機能をPCに備える動きもあるのですが、果たして、それがキーでしょうか? モバイルワーカを集めて、ぜひ考えてみたいところです。