インターネット世代

梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japanのどこかで、1980年生まれぐらいを境にその人のインターネットとの付き合い方というか、生活の中でのインターネットの位置づけというか、が違うように感じると、いった趣旨のことを梅田さんが書かれていたと思います。(自分の検索能力の低さに飽きれていますが、元記事を見つけられませんでした。) そういう体感が自分に無いのは残念ですが、子供の時からインターネットがあったら自分はどうなっていただろう? ということはよく考えます。考えていると、最近のゲームが子供に与えている影響という話と混ざってしまって、すぐ見通しが悪くなってしまうのですが、ひとつは、ゲームと同じようなバーチャルの世界での生活の経験をもっていて、世界観が複数層に広がっていたかも、と想像しています。
それは、私が、インターネットとは、結局バーチャルな世界だろうと考えているからだと思います。それが、SNS(Social Networking Service)の話をいくつか読んでいると、面白いことに、SNSというものは、インターネットの中に現実世界と強く結びついた世界を築いている、現実世界と1対1対応な部分空間をつくっている、そんな風に感じます。これを、インターネットを使って、現実の世界に機能を加えているアプリケーションと見てしまうと、後退した発想、後戻りアプリケーションともいえます。でも、もっと積極的に、インターネットの使い分け、インターネットをバーチャルなものだけにしてしまうことに対する危機感、あるいは、"もったいない感"の表われ、と考えて良いのだろうと思います。インターネット自身が複数層の世界を内包するなんていうと、固すぎるのでしょうが。で、そういうけじめが出てきたところに、世代が一つ変わりつつあると、感じたという、そういうお話を書いておきたかったのです。うまく書けたでしょうか。