New Common sense?

http://blog.japan.cnet.com/kondo/archives/002364.htmlは、またネットに助けてもらう話です。

サービスの開発を止めてまで全員で議論を行うには無理がある、しかし、少人数ではコモンセンスの確認が難しい、こうしたジレンマを抱えながら悩んだ結果、はてなではここでも「ユーザーと問題を共有する」という選択を行いました。

はてな内で抱えている問題を抽象化した上で事例としてインターネット上に公開し、多くの人間が閲覧可能な場所に置いてみようというわけです。<中略>

もしも自分たちの判断が常識的な感覚から大きく逸脱している場合には、すぐにチェックがかかるようにすることで、コモンセンスを確認しようとしたわけです。

話が大変きれいにまとまっているので、簡単そうですが、実はいろいろノウハウがあるのだろうなと思います。
さらに、よく分からない、ひっかかる部分があります。多分、これがうまくいくためには、ロングテールが有意な位の数/観客が必要に違いないのですが、実際にモノ申すのは、その多くはメジャーに属している人で、ロングテールの中からの声はあまりでないのではないかと考えられることです。この仮定は間違っているのかも知れませんが、いわゆる有名サイト/ブログのコメントやトレースバックを見ていると、こういう"常連"と"それ以外"みたいな構図が見えている感覚があります。この時、あまり発言のない"それ以外"がロングテールだと思うのですが、そうだとすると、ロングテールの役割とは、何だろうか? というのが、よく分からない疑問です。たまに、モノ申すSilent Majorityにより監視・守られている民主主義みたいなものが、ブログ界、つまりインターネットには発生しているということでしょうか。
あまりキチンと疑問を定義できたとは思いませんが、梅田さんや近藤さんのお話を読んでいて、最近、気になっているところです。