Compression

今回の表題は、ちょっといたずら心でつけています。山田祥平のRe:config.sys 脱ビットレートを読んでいて、欄外の"Ads by Google"に音楽の圧縮に加えて借金の圧縮の話があったのが、おかしくて、こちらでも再現しないかなと、思っているのです。ただ、今回の山田さんのお話は、いまひとつ鋭さがなかったように思います。結局、我々は何を失いつつあるのか、もっと踏み込んで欲しかったのですが、それがありませんでした。でも、話を読みながら、昔Rippingした音楽を、ヘッドホンで聴いてみたら、全然細かな音が再現されていないのに、驚いて、悲しくなったことを思い出しました。まだまだ、CDを捨てるわけにはいきませんし、楽曲オンライン販売も実はCDレベルの品質でやってもらいたいものだと思います。HD/1080pが浸透し始めている今、ビデオでも同様のことが要求されるべきかもしれません。
山田さんの話の中にもありますが、今のアナログTV/HDTVや、昔のアナログレコードが、最高の品質だったと言っているわけではありません。ブロックノイズは無かったですが、やっぱりノイズはあった訳です。ここで、ホワイトノイズ対ブロックノイズの話をするつもりもありません。でも、今までは、アナログという技術のベースで、我々の要求(というか、人間の本能的な欲求)に応じる十分高い品質のものを技術者は提供してきたのです。それを今度は、経済性や、生産性、等の理由で、質が下がっているけれども、"実用上"十分、と、技術者は、言い逃れたり、自らをだましていないか?気をつけたいのは、そこだと思います。こう書いていて、でも、私たちは消費者として、VHSでずいぶん低品質に慣らされてしまったからなぁ。という思いも浮かびあがってきました。せっかくのデジタル技術ですから、消費者が欲しい品質で作品を購入できる。そんな仕組みが欲しいのかもしれません。
今週末はお彼岸ですが、非常に気持ちの良い天候になっています。(東京地域だけの話かも知れませんが。) こんな日は、PCを外で使っている人を探しに、でかけましょう。台風の影響か、風が少し強いようなので、さすがに屋外でPCを使っている人はいないと思いますが、エスプレッソカフェやショッピングセンターの待合広場などで、何人か見かけられるのではないでしょうか。
そういえば、http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1712という記事がありましたが、私は一番目で既に引っかかってしまいました。IT依存症の人がパソコンの電源を切っているのですか? 私は、24時間通電です。もちろん、家庭用PCはデスクトップもノートブックも24時間通電を仕様としては設計されていません。ですから、使わない時にパソコンの電源を切ることは正しいことなのです。でも、私は、立上げ時間や、メール・RSSなどの同期時間が不快なので、24時間通電を止められません。最近の心配は、Li-Ion電池の発火事故です。Dell, Apple 等など、最近では、IBMおまえもか、という状態です。ショックを与えなければ大丈夫なのか、充電回路を修正してもらう必要があるのか、店頭のようにバッテリを抜いておくのが良いのか、対策を考えたいので、もう少し状況の詳細を公開して欲しいのですが、あまり出てきていないようです。
あと、”無線LANのプロバイダと2社契約している。”については、悲しい現状です。早く何とかしてください!なのですが、プロバイダにしてみれば、もっと使ってください!なのでしょう。
http://youtube.com/watch?v=T4HZW0jup6A