He that gives lends.

長く言えば、He who gives to the poor, lends to the Lord. あるいは、Charity is a good investment.という言い方もあるようです。こちらの方は、現代語な感じ。いずれにしろ、やはり英語ではこなれていない概念と感じさせられます。仏典の中では「利行(りぎょう)」という言葉で出てくるそうです。そして『正法眼蔵』という本の中で、

愚者は、他人の利益を優先すると、自分の利益が削り取られてしまうとすぐに思う。そうではない。利行はただ一つであって、自分も他人もあまねく利益を受ける。(仏典のことば、田上太秀著、講談社学術文庫

と説明されているそうです。そういう心持を、身につけたいものです。