Power of light

今日は、暖かい日曜日になりました。金曜日は、夕方の小雨の後、冷たい北風(西風ぐらいだと思いますが。)が、少し強めに吹きました。その風を、正面から受ける形で、オフィスから自宅まで徒歩で帰りました。17時半頃出発、21時40分頃帰宅。途中、自宅近くまで、幹線を歩いている間は、多くの歩行者と一緒でした。ぞろぞろと長い列を成して、黙々とひたすら歩く人々の中に居て、決して快適では無いですが、不安までもいかない、妙な平安、平衡状態の中、かなり無心に歩きました。が、風の冷たさで、途中、携帯電話のメールを打つのや、飴の袋を開けるのに、指がうまく動かず、びっくりしました。まだ、3月初旬だったので、寒さの厳しさも緩やかだった方だと思うので、それぐらいで済んだことを、幸いと思うべきでしょう。
途中、町中が停電している地域が、1時間ぐらいありました。車が頻繁に通るので、歩くのに困りませんでしたが、街に静けさが満ちていました。その後、電灯のついている街が、先に見え、歩くにつれて近づくと、不思議なもので、歩いているこちらの心持ちも明るく、少し元気になりました。灯りの力が及ぼす影響の強さを、しみじみ噛み締めながら、さらに黙々と歩いたのでした。いかに、今までの生活の中で、灯りにすっかり慣れてしまっているか、電気に頼ってきたかということでしょう。
幸いなことに、自宅は、水道、電気、ガス全て使えました。地震が発生してから、間もなく48時間ですが、三陸沿岸地域を中心に、まだまだ不自由をしている方々が沢山いらっしゃることを考えれば、幸いなことです。そして、TVやインターネットを通じて入ってくる被害の甚大さには、心が痛みます。
被害にあった全ての方々へお見舞い申し上げます。そして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたします。
そして、次こそ、関東・東海地方にくるのではないかと思います。母なる自然に逆らう気はありませんが、悲しみは減らしたい。より防災・備えに心したいと思います。