Invisible hand by God.

キリスト教の話ではなく、経済学の話でよく聞く言葉です。市場の自由競争に任せるのが、最適の結果を導くことを、端的に表現したものだとの理解です。ただ、誰にとっての最適か?消費者にとっても最適だと思っていたのですが、ちょっと自信がありません。
さて、その自由競争の結果が、あまりうまくいかないこともあります。例えば、牛丼のジレンマ なぜ低価格戦争が終わらないのか - 日経トレンディネットの話です。最近、競争の果てにこの様な状態に陥る例が多く見られるように思います。我慢競争の限界を超えてしまう、あるいは、相手のビジネスモデルを破壊し合う競争の様に見えます。例示の記事では、この様な状態が「市場の失敗」と呼ばれると、書かれています。これを神の失敗と呼ばないのは、素晴らしい見識だと思います。