Sir Howard Stringer

最近の日経ビジネスからの引用です。

 ソフト重視のストリンガー改革は軋轢も生む。エレクトロニクス事業では、技術者の配置換えや開発予算の削減が急ピッチで進んでおり、配置転換を命じられたソニーのある幹部技術者は、「このままではエレクトロニクス復活どころか、弱体化を招く」と憤る。
 それでもストリンガーは前に進むしかないと考えている。映画や音楽などエンターテインメント事業とエレクトロニクス事業の間の垣根を取り払い、2つの事業をインターネット上のサービスで融合する。「まずコンテンツやサービスがあり、それを生かすハードを開発する」というのが、ストリンガー流の新しいモノ作りだ。
 ソニーの株価は過去半年で4割上昇し、改革に対する期待は高まっている。反発を乗り越えて、ソニーを再び成長軌道に乗せられるのか。ストリンガーの実力がいよいよ試される。

いろいろな見方があるかと思いますが、ソニーのモノづくりは、まだまだ元気だと感じます。Vaioを見ていると、最近は、また、すごく元気になっている、とすら感じます。それが、(意図的にしろ、意図的で無いにしろ、)ストリンガーさんの意志の結果の必然なのかどうか、上の引用のような話を聞くと、少し疑問に思ってしまいました。
個人的には、コンテンツやサービスありきで、ハードを開発するのは、長期的には技術力が弱まっていくのではないかと、心配になります。それだけに、これからも目が離せません。
それにしても、"Sir"でいらっしゃるのですね。