Good-Better-Best

山田祥平のRe:config.sys ITに映えるデジタル・ランドスケープの中に、こんな一節がありました。

●松竹梅のマーケティングは時代遅れ

 会期中、ニコン映像カンパニー副プレジデント 富野直樹氏、同開発統括部長 後藤哲朗氏、同マーケティング統括部風見一之氏らにも話を聞くことができた。彼らは、高級機、中級機、入門機をそろえる松竹梅のマーケティングはもう時代遅れだと異口同音に主張する。ユーザーセグメントは多彩で、そこをピンポイントにねらった商品展開が求められるというのだ。<中略> 業務用の冷蔵庫を家庭で使うしかなかったような状態が続いていたパソコンだが、その状況に変化の兆しが感じられる今、カメラもまた、プロとハイアマチュアでは求めるものは違うわけで、それに見合った製品展開が求められるということだ。

カメラの世界の話ですが、パソコンも例に使われています。"業務用の冷蔵庫を家庭で"とは、確かにそういう気もします。ただ、冷蔵庫のコンプレッサーと違って、IntelのCPUに、業務用と家庭用でそんなに選択支がいろいろある訳ではないので、どうしても差が広がらないかも知れません。カメラの市場では本当に"ピンポイントにねらった商品展開"でも、儲けがでるのでしょうか?パソコンだとなかなか難しい気がします。