Wireless Broadband

暑かったり、雪が降ったり、季節が移り始めたことが実感できます。
総務省の無線BB研究会,3月に中間報告書を公表し意見募集 | 日経 xTECH(クロステック)という活動があるようです。(以下、四角内は引用)

11月をメドに無線通信システムへの周波数分配や普及推進の方策を決定し,研究会は解散となる予定だ。

どうやらこれが目的の様です。きっと議論をする間にも、そしてその先にも、いろいろな無線方式が出てくると思うので、同様の活動は継続されざるをえないと思います。それにしてもいろいろな通信方式があります。私は普段、4種類に分類するのですが、この研究会ではもう一つ多い5種類でした。携帯電話と広域をカバーするモバイルデータ通信が分かれているのが原因です。何かと議論の分かれるところかもしれません。私には、この二つはほとんど同じビジネスモデルになる、つまり広域モバイルデータ通信事業者は次世代携帯電話事業者と競争になると思っているのです。セルラーPHSのような競争関係かも知れませんが。

「国際競争を考えると日本独自色が強すぎない技術が良い」(NECの中村勉常務)

との意見があったそうで、記事を読んでいて目に止まったのですが、これだけだと真意が伝わってきません。妥協したり、技術性の低いものを使ったり、が良い、とも読めます。でも、それはきっと違っていて、日本の特殊事情(朝晩の長い満員電車乗車みたいな)にしかメリットがなかったり、日本にしかあり得ない利用シナリオに基づいた技術でないほうが良い。といった程度のことだったのではと推察しています。
にしても、無線が乱立状態です。理由は理解できますが、このまま現実になるとは思えません。当然淘汰があるでしょう。いくつくらいなら使いこなせるでしょうね。