PCって

寒い日は、PC抱えて温まるに限る... 本当に最近のPCは暖かい。会社だと少しは暖房費軽減になっているかもしれません。勿論、それ以上の電気代増加があったと思いますが。そこまで電気を使って、PCに何をさせるのか?実は最近、これが全然進化していないのではないかと思います。山田祥平のRe:config.sysでは、64ビットが一つの動機として挙げられていますが、それで何か新しいことができるようになるという話までは行きません。頭脳放談:第57回 Cellが見る夢、見せる夢 - @ITは、やはり電力を消費しそうなCellの見る夢まで行けそうだったのですが、ちょっと届かなかったみたいです。
そもそも商品として見るとき、なぜ専用機でなく、PCなのでしょうか。結局、多くの場合はワープロあるいは年賀状印刷機と、インターネットアクセス端末として使われているわけですから、その手の専用端末で十分だと思われます。実際、ブラウザ専用端末は毎年の様に発売されていました。でも、これらの用途には相変わらずPCが使われています。最近思っている理由は、リアルタイムなソフトのバージョンアップが可能なこと、です。ワープロは機器としては5年ぐらいは十分長持ちして使えていたのですが、5年経つと最新機種との機能の差があまりに開いてしまっていたのだと思います。単に文章を書くだけならそうでもないのでしょうが、パワーポイントのようなお絵かきや、豊富な画像を用いる文書作りが身近になってくると、2年毎ぐらいにソフトを変えないと、世の中のレベルに追いつけないので、ソフトが硬直的なワープロ機器を買うメリットが下がってしまったのかなと考えるのです。折角拡張可能なPCを持っていても、ソフトを折に触れバージョンアップするような感覚では、2-3年経ったPCのハードは拡張されていない様に思うので、拡張性の中でもやはりソフト側がポイントになっていると考えています。
では、ワープロみたいなアプリで、64ビットを必要としているのは何?と考え始めたとき、私に思いつくものといったらビデオ編集ぐらいです。パワーポイントみたいなソフトでビデオ/映画を作れるようになるといったイメージです。
職場では、もっとアニメーション入りプレゼンを作ることになって、そのために、PCは引続き買い換えられていくのでしょう。それ以前に、OSが定期的に変わりますから、そちらの都合に引っ張られた買換えも勿論あるでしょうが。
ここからはわき道ですが、同じ様な考え方で、AV-PCとかTV-PCには常に疑問がついて回ります。どうして液晶TVでいけないのでしょう。どうして、HDDレコーダでいけないのでしょう。使いやすさから考えると、専用機が上でしょう。あとは、TV/放送側が変わらないといけないと思います。例えば、インターネット経由の方が普通になって双方向やら、超Hi-Fiやら、3Dやら、やたらTVに細工が増えてきたら、それはPCの天下だと思います。あるいは、そういう状況に追従できるHDDレコーダは結局PCと同様のアーキテクチャを持つので、価格もPC同様にならざるをえず、PCがずーっと専用機と商品的に競争できる可能性があります。

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