Sandy

ハリケーンSandyは、キューバ、フロリダ等各地に被害をもたらしながら一週間ほどかけて北上、10/29(月),30(火)頃には、ワシントンDC〜ボストン近くまでの広い範囲のUSの東海岸を襲いました。Sandyは、すごく歩みがのろく、季節外れのコースを通った様に思います。丁度、大潮と重なったこともあり、スタテン島やNJなどの沿岸部は大被害の様子です。お見舞い申し上げます。
American Red Cross | Help Those Affected by Disasters
それにしても、その後もひどい。水没した地下鉄等のトンネルから水を抜くのに時間がかかるのは、まだ少し分かりますが、予防的措置も含めて行われた数百万世帯の停電などの復旧に1週間かかっています。停電でガススタンドが営業できず、わずかに開いているガススタンドに長蛇の列。この状況が、私には、市場主義の限界を示している様に感じます。或いは、ロナルドさんの本では、市場主義の中にも、いろいろ分類がありましたが、金融至上市場主義、投資至上市場主義のような部類の市場主義というべきでしょうか。ユーティリティサービス会社の社会責任が著しく欠如、あるいは、低いと言わざるを得ない気がします。では、日本の東京電力が良かったか?と言えば、それはまた疑問ですし、大きな木等、自然が豊富で美しく、広大なNJの街での電線敷設と、首都圏での切換え器だらけの電力線敷設とは、敷設から、維持管理まで、手間が違うでしょう。でも、今回の様相をニュース等で追っていると、ユーティリティ会社が株主を見て経営をすることによる、住民や自治体へのつけは、大きいと感じました。特に、今回のことは、100年に一度ではなく、2〜3年に一度起きることなのですから、もう少し鍛える必要があるのではないでしょうか。もちろん、Sandyが到着する前から、州外のエンジニアの支援を数百人単位で要請し、備えていたのは、知っていますが、それは自力では2〜3日かかる停電の復旧を1日にするためであって欲しかった、と思っています。

PSE&G storm update - November 2, 2012

Outage update: We are making steady progress. In three days, we have restored service to more than 1 million PSE&G customers following Hurricane Sandy. The storm impacted 1.7 million of PSE&G's 2.2 million electric customers. We've also increased the stability of our transmission system to ensure that the high-voltage lines can deliver the power.

Our estimate is that we will have virtually all of our impacted customers restored to service within the coming week. The majority of customers will be restored before then. After Nov. 9, there may still be isolated pockets of customers who have individual flooding or downed line issues that may take slightly longer.