Copyright

久しぶりにブログにアクセスして驚いています。1月も一回しか書かなかったなぁ。と、思いながらページを開いてみたら、12/31のページ。「えっ?」
というわけで、あけましておめでとうございます。

さて、ちょっと著作権が気になって調べようとしました。将来の著作権料回収システムは変わるのでしょうか?ということを、知りたくなったのです。調べものの方は、まだこれから、と言うか、今のシステムさえ、きちんと知らない状態ですので、しばらくかかることでしょう。最近、DVDや地デジのコンテンツ保護が高度に、というか、厳しくなっていますが、先日聴いた講演の中で、(日本の?)若者は、その状況についていけない。と感じているという話が出てきて以来、気になり始めました。
著作権は、権利の一つとして、確立されていると思いますし、年齢層に関係なく認められ得るでしょう。ポイントは、その権利をどのように形にして、保護し、その対価をどのように集めるのが作る側と消費する側で納得がいくか、その仕組みです。そして、今、DRM (Degital Rights Management)として、いろいろ考えて導入されていますが、徴収する側の論理だけで、利用者/消費者に思っている以上に嫌われているのかもしれないと、感じた訳です。そこで、それを裏付ける話とか、それをキャッチして新しいシステムの模索が既に始まっていないのかとか、その辺りを知っておきたいと考えています。
多分、今のDRMは、今ある著作権保護の枠組みをいかにDigital化するか、その枠組みの中でNetwork時代以前にはやりたくてもできなかったきめ細かな管理をDigitalとNetworkでいかに実現するか。が、中心課題となっていると思われます。先日ニュースに出ていたAACSもそんなDRMの一つでしょう。それは、ある意味今の既得権者、”オジサン”の論理でつくられているものです。それが、ネットで遊ぶ(次の)世代にもうなづける論理なのか?ネット時代にもっと相応しい著作権保護の枠組みがあるのではないか?それを次の世代(=私から見れば今の若者、あるいはいわゆるGene-Y)が築く時があれば、ビジネスモデルも大きく動くので、面白いことになりそうなのですが、さて、そんなことが起こるのか?
直感的には、起こると思っています。なぜなら、Ditigal CameraやCamcoderが普及し、その編集、加工もどんどん身近になり、また、あらゆる分野で、作品制作/作品発表/作品流通の手段が増え、プロとアマチュアの垣根があいまいになりつつある訳ですから、その結果、誰でも自分の著作権を守りたいと思うでしょうし、人の著作物の二次利用をしたいと思う機会も増えるでしょう。すると、そんな人達にも使える仕組みが求められるのは、当然の流れだと考えるからです。画像・映像に限らず、ブログなども、もちろん同様でしょう。そういえば、最近、ブログから、有料MLに移行したページがありました。確か、著作権、あるいはその権料がその理由ではありませんが、MLにしなくても、有料化できる仕組みがあれば、便利かもしれません。
参考になるだろうなと考えているのが、フリーソフト/シェアソフトの流通です。イメージとしては、小額だから成り立つ仕組みでしかないとか、制限はいろいろありそうですが、プロもアマも混在していて、有料と無料が混在する状況の市場形成の先輩かなと思いますので、ここも、現状を再確認しておきたいところです。
要は、消費者として見た時、今の著作権ビジネスの金額の妥当性や、お金の回り方が、まったく不明なのです。そして、個人的には、たとえ中身を知っても納得できるようなものになっていないだろうと、感じています。今のデジタルとネットワークの時代、そんなクローズドっぽい世界がいつまで生き残れるのか?それは、次の世代の人達からみて、どのくらい邪魔だと思われているのか。逆に、ロングテールまでサポートするような仕組みのニーズがあるのではないか。そういうことです。