VT

IntelのTsの中で、Vanderpool Technology、変じて、Intel Virtualization Technologyとは、仮想化技術「Intel Virtualization Technology」によれば、

 システムを仮想化し、複数のOSを同時に実行可能にすることで、1台のマシンに複数の役割を安全に持たせることが可能になる。1つのアプリケーションが OSをクラッシュさせるようなことがあっても、ほかのアプリケーションの利用に影響を与えないですむ。たとえば、ある仮想マシン内のOSがクラッシュしても、別の仮想マシンで実行されているテレビ録画が中断されることはない。また、異なるバージョンのOSを利用することで、プログラムのデバッグや動作検証を安全に行なったり、最新のOSではサポートされないアプリケーションの実行が可能となる。
(仮想化技術「Intel Virtualization Technology」)

サーバ側で使えば、ネットワーク端末のホストとして便利なのが分かり易い話です。OSもアプリもセンターのサーバ側で管理されればITマネージャの管理がよりゆきとどくようになるでしょう。また、クライアント側でも、1アプリ1OSというのは面白い使い方ではあります。ライセンスのかかるWindowsでは贅沢な話になってしまいますが、Version Up、SPの適応などのやり方が変わるかもしれません。ただ、VTは多くのPCユーザにとって直感的には分かりにくい、また設定などが難しく、動かなかった時に、アプリ、OSに加え、VMMやHost OSなど、原因調査の要素が増えてしまうのはかなりハードルが高そうです。そのあたりは、Intel VT固有の問題ではなく、仮想マシン使用のUIの部分も多いし(仮想マシンの切替などは基本的機能でありながら、専用ボタンでもないとつい混乱を起こしがちでした。)、今のVMwareなどでも克服されるべき共通の話題ではあります。
VTについては、同じ方で、解説:Intelの仮想化技術「Vanderpool Technology」とは - @ITもありました。