知的生産ツール

昨日も書いたとおり、あとで読もうと思って読めていない記事がいくつもあります。ボーっとここ2-3日の備忘録を見ていてid:blog03:20050124に書き留めていた、http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050124207.htmlに、なるほどと思いました。

 ブログはある意味、学術会におけるピアレビュー[同分野の専門家による審査]つき専門誌のような機能を果たしているが、両者には1つ大きな違いがある。...(中略)...

 これに対しブログは、インターネット接続のできる人なら誰でも他者と関わりを持てる。考えが提示され、その考えが攻撃され、細かく分けられ、補足され、抽出され、切り刻まれ、もみほぐされ、型に入れられ、そうして残った最良の混合物がオンライン社会の意見として提供される。デジタルの技術や知識に恵まれた人にとって、それは資本主義社会の自由市場と同じで、情報はそこで用いる通貨だ。われわれはそこで行われる活動をただ観ているだけでなく、参加することもできる。

他の箇所では、オープンソースコミュニティの言語(コラム?)版だとも書かれています。ブログは、質の高い議論がリアルタイムで起きる可能性を高められているのです。これは、トラックバックして、さらにトラックバックされてこそブログの知的生産活動促進ツールとしての面が活きて来るということなのでしょう。メーリングリストでの議論と似た時間感覚かなと思いました。ただ、リストをつくるかわりに、トラックバックで不特定多数のお客様を呼ぶことができます。

今のところ、このとにかくブログはそこまでのダイナミックな流れの中には居ません。そうであっても、とりあえず、日々考えること、あるいは、いろいろな記事から刺激を受けて出てきたものを書き留めておくことには、それなりに楽しみも、意義も、(知的生産という面も含めて)あると思っています。私の頭の中の日記としてです。そう考えると、実は日々のことを記すだけでなく、それを熟成させるために、自分のブログ内部でももっとトラックバックが起こっても良いのかもしれません。そうすれば、ネタ不足にも困らなくなりますし。:)

ということで、このブログ全体が備忘録だった。というお話でした。

日曜日だからでしょう。これといった記事はまだお見かけしません...
  • Vandepool:代わりにネタの備忘録をしておきましょう...すでに見出しにもなっていますが。